どうなる!?ICT教育
個別指導の明光義塾 村上教室

やっぱり書くことって大事だと思うんですよね!
出勤前にテレビを見ていたら、教育分野でも先進国ぶりを発揮してきたフィンランドの話題が取り上げられていました。フィンランドは、早期に
・11歳以上の子供たちにノートパソコンを無償で支給
・紙の教科書を廃止
という政策を推し進めてきた北欧の国です。ICT(Information and Communication Technology : 情報通信技術)の発達により、それを教育に取り入れることでアナログ式の学習と互いの利点を組み合わせることを狙っていました。大きな成果が得られるという期待をもって政策が進められましたが、現状は、子供たちの学力低下が深刻な状況になっているようです。子供たちからは、
『パソコンをもっていると通信機能で他のことをしてしまう』
『結局は授業の大事な部分に集中できていないのだと思う』
といった声が上がっていました。この状況を受けて、フィンランド政府は紙の教科書を復活させ、子供たちのデジタル機器使用に制限を設ける方向で動いているようです。
私のような40代後半の世代では、授業で話を聞いてノートをとり、繰り返し読んだり書いたりして勉強を進めるのが一般的でした。先生に「ここ大事だよ!」と言われれば赤線を引いたり、「次の授業までに覚えてきて!」と言われれば、期限までに覚えてやろうという気持ちで取り組んだように思います。目で見て耳で聞いて、手を動かしてノートを取るという一連の流れ。そして、宿題を繰り返しやることで『覚える』ということを実感していました。ところが、最近の小中学生の話では、「学校で宿題はあまり出ないよ」とか「タブレットの宿題は10問だけやればO.K.」なんていう声が聞こえてきます。子供たちの学習に危機感を覚えるのは私だけでしょうか?今の子供たちって、覚えるまで練習するという発想が無いのだろうかと心配になります。
ICT教育には、学校の教職員の負担を減らしたり、デジタル機器への対応力を上げるというメリットがあります。その一方で、何でも簡単に検索できてしまうからこそ、練習して記憶に残すという勉強の根っこの部分が疎かになるデメリットがあるようにも思います。教育先進国と言われていたフィンランドは紙と鉛筆のアナログの授業へと舵を切りました。他の先進国から遅れてスタートした日本のICT教育は、今後どのような成果をもたらすのでしょうか。
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